高知市立中学校のバスケットボール部の男性臨時コーチが昨年12月、ハトがうるさいとして部員に殺すよう指示し、2年生の男子部員2人が首を切るなどして2羽を殺していたことが分かった。コーチは事実関係を認めているという。 市教委によると、コーチは中学校の依頼で昨年4月から、年間15日間の予定で指導していた。昨年12月21日、高校生との合同練習のため訪れた市内の県立高校で「ハトを殺せ」と部員に指示したという。 同日、高校の教員が敷地内の池に沈められているハトを発見。コーチに確認したところ指示を認めたという。コーチは部員2人とその保護者に謝罪。中学校は昨年末に保護者会を開いて謝罪し、コーチを指導から外すことを伝えた。部員2人はショックを受けているという。 市教委は「教員ではないので処分はできない」と話している。【千脇康平、近藤諭】