中山泰秀元外務副大臣は24日、訪問先のイスラエルでアロン・ウシュピッツ外務次官補と会談し、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮の問題や中国の高圧的な海洋進出などについて協議した。今後も北東アジア情勢を中心に情報交換を図っていくことで一致した。 中山氏は、イランの核がイスラエルの脅威になっていることから「お互いに似た脅威がある」と述べ、問題解決に向けた協力を呼びかけ、ウシュピッツ氏も応じた。また、中国が軍事拠点化を進める南シナ海や、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で公船による領海侵入を繰り返す東シナ海問題などを協議。中国の急速な軍事力拡大を見据えたアジア太平洋地域の安全保障問題についても意見交換した。