パリを訪問した河野太郎外相は11日、イラクのアバディ首相と会談し、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)からイラク全土が解放されたことに祝意を示した。また、イラク復興と国内融和を日本が後押しすることを約束した。 これに先立ち、河野氏はヨルダンのサファディ外相と電話で会談し、米国がイスラエルの首都と認定したエルサレムの地位問題について話し合った。河野氏は、イスラエル、パレスチナの2国家共存の和平への支持を表明し、エルサレムの地位は双方の交渉で決めるべきだとする日本の立場は不変だと伝えた。