ブロックチェーン技術を使って、ゲノム(全遺伝情報)、遺伝子データなど医療の発展に役立つデータを保護・流通させるプロジェクトが相次いで始まっている。 ドイツに拠点を構えるスタートアップ・Shivomは、3月末、インドのアーンドラ・プラデーシュ州とパートナーシップを締結した。同州には現在、6000万人の住民が居住しており、州政府は2025年までにすべての住民の遺伝子を分析していく計画だ。Shivomは住民の遺伝子データを保護するため、ブロックチェーン技術を使って暗号化されたデータを保存した後、指定されたユーザーのみ利用できるようにする計画。同時に、トランザクションコストを削減していく目標を掲げている。Shivomはまた、エストニア前総理・ターヴィ・ロイヴァス氏、欧州議会議員アンタナス・グオガ氏ら影響力のある人々が同社を支援するため、「Shivom革新委員会」に加入したと発表している。 一方、イ