「個人賠償責任保険は同居家族のほか、『別居の未婚の子』も対象になることがあるので、独身の人は親の保険も確認してみてください」(馬養さん) 車道走行の徹底や整備不良の取り締まりなど、自転車の安全運転が叫ばれる昨今。自転車関連事故の件数は減少傾向にあるが、2010年は約15万1600件と決して少なくない。自転車利用者なら、誰もが事故の加害者にも被害者にもなる可能性がある。実際、歩行者との衝突事故で相手に障害を負わせ、数千万円もの損害賠償を求められたケースも。そんな万が一に備えて入っておきたいのが自転車保険だ。ファイナンシャルプランナーの馬養雅子さんは次のように語る。 「自転車保険は大きく2つに分けられます。ひとつは自転車専門の保険。例えばau損保の『自転車ワイドプラン プチおし』では年額3070円の保険料で、最大1000万円まで補償されます」 もちろん、他人への賠償だけでなく自分のケガにも