救急車や消防車が来ない社会がやってくる 中原圭介(以下、中原):日本は1945年の敗戦後、団塊の世代と団塊ジュニア世代が大人になっていくにつれて、生産年齢人口(15~64歳)が順調に増加していきました。 その時期を通して、未成年と高齢者の双方が少なかったために、生産年齢人口が生み出した社会の富を未成年の教育や高齢者の社会保障にあまり使わずに済んでいたのです。そこで残った多くの富を、企業は国内投資に、国民は消費へと回すことができたので、日本は1950年代~1970年代に高い経済成長率を達成することができたわけです。 そもそも、1965年には現役世代9.1人で65歳以上の高齢者1人を支えていたので、現役世代1人あたりの負担は大して重くはなかった。ところが少子化が進むのに従い、2000年には3.5人に1人、2015年には2.3人で1人を支えるまでに負担が重くなっていったのです。 生産年齢人口が生
初代ゾゾスーツは量産の失敗で40億円もの特損を計上し、2代目ゾゾスーツも採寸精度が期待値に達せず、今後はゾゾスーツなしでPBが注文できるように切り替え、将来的にはゾゾスーツを廃止するとしているから、ゾゾスーツ採寸に基づくZOZOのPB戦略は挫折したと言わざるを得ない。挫折に至った要因は以下の3点だったのではないか。 (1)未成熟なニューテクに賭けて「リープフロッグの罠」にはまった ボディスーツ着用による立体採寸のアイデアは悪くないが、人間の体は単純な寸法で測れるものではない。体調や朝夕で寸法は動くし、生きている筋肉は緊張したり弛緩したりするから、圧着するボディスーツによる採寸の精度はもとより限界があった。映像解析の方が精度が高くコストも急ピッチで下がっているから、ボディスーツによる採寸はいずれ消えていく過渡期の技術だった。 初代の40億円に続いて2代目はそれ以上の損失を積むことになりそうだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く