日本はもとより世界の陸・海・空を駆けめぐる、さまざまな乗り物のスゴいメカニズムを紹介してきた「モンスターマシンに昂ぶる」。復刻版の第21回は、地球上で最も大きな乗り物といわれるコンテナ船の、とてつもなく強大なパワーユニットの秘密を探っていこう。 タイトル画像:全長400mの巨体に、フルサイズのコンテナをなんと!1万8000個も積載。総トン数は約19万4000トン。最新のマースク・トリプル Eクラスは、速力よりも燃費優先型だ。 最大のモンスターマシンは、船舶だと言われている。しかし船舶は、使用目的・船種(艦種)・大きさや形状があまりに多種多様で、言ってみればシニアカーからF1、超大型ダンプカーまでを一緒にしているるようなものだ。動力も、大きさや重さの制約がほとんどないため、クルマや航空機とは比較にならないほど、多種多様で高度な複合機関が古くから実用化していた。原子力「蒸気タービン発電」の空母