マックアースは、バブル崩壊後客足の遠ざかったスキー場に人を呼び戻すスキー場の再生事業などを手掛けている。日本人のウインタースポーツの参加率は5%。同社CEOの一ノ本達己氏は、これが20%になるポテンシャルが日本にはあると言う。広域で使えるシーズン券などを販売し集客を伸ばす同氏に、ウインタースポーツに対するビジョンを聞いた。 旅館経営からリゾートの再生に乗り出した経緯を教えてください。 一ノ本:私がこの仕事を始めたのは1990年です。この頃大半のホテルは、いかに高額でお客様に泊まってもらうかを考えていました。「学校の団体を泊めるなんて儲からないでしょう」と言われる時代です。 ですが、当社はあえてターゲットを学校に絞り、一般客は混雑する年末年始だけに来ていただきました。建物も、学校団体が使いやすいようにしていました。 ところがこの経営を貫いているうち、200軒ほどあったハチ高原エリアの宿泊施設
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