「オンキヨー」の主力AV機器事業が米国資本に身売りされるようだ。 オンキヨー、主力ホームAV事業を米社に売却へ (日経新聞) 戦後間もない昭和21年に「大阪電気音響社」として創業。まさに「オンキヨー」という社名通り名門音響機器メーカーと呼ぶに相応しい企業の、とても残念な成り行きだ。 かつて世界のトップランナーだった日本の音響メーカー。気が付くと、死屍累々。 もちろん今時外国資本が一概にダメとは思わない。トランプ流の経済国粋主義は、視野狭窄だろう。実際に、モノづくり最大産業の自動車を見ても、例えばボルボは今や中国資本だ。潤沢な資金を得てスウェーデン人がイェーテボリでスカンジナビア流モノづくりの本領を発揮し、高い評価を得るに至っている。英国の名門、ジャガー・ランドローバーもインド資本である。お金に色はない。将来性を見込んで出資をしてくれて、自由な裁量をある程度認めてくれるならば、金主が外国人で