軒並み続く商店街の活気。 路地裏を抜けた先にある閑静な住宅街。 木漏れ日からさす光が心地よい豊かな木々。 一歩外れば飯田橋や市ヶ谷といったオフィス街があるとは思えない、豊かな街並みが広がる神楽坂。 ひとまわり年上な雰囲気を楽しみに、あなたも何度か足を運んだことがあるのではないだろうか。 そんな伝統が息づく場所にある『赤城神社』。 “江戸大社”のひとつとされ、昔から多くの人々から親しまれている。 最近では、新国立競技場を手がける”隈研吾”がデザインしたとして注目される赤城神社。 今回は、その歴史と魅力に迫ってみよう。 江戸の三社のひとつ、赤城神社。 まずは、赤城神社の歴史から紐解いてみよう。 もともと、赤城神社があったのは牛込見附付近。 現代の早稲田鶴巻町とされている。 現在の場所、新宿区赤城元町に牛込氏が遷したのは弘治元年(1555)。 一説によれば、「秩父の山や夕日が綺麗に見え、神々が降