仙台市が中国に貸し出しを求めているジャイアントパンダについて、芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」などが設立した「Marching J財団」(東京都)の佐藤俊一理事長が4日、同市役所を訪れ、パンダの貸与費用などを同市に支援することを表明した。財団側は、負担費用を数十億円と見込んでいる。 同市と財団は、八木山動物園(同市太白区)へのパンダ招へいを目指し、中国側と交渉している。 財団は2月、東日本大震災の被災地支援のために設立された。負担するのは、▽パンダ舎建設費▽中国からの輸送費▽えさ代やパンダ貸与費−−など。 佐藤理事長は「来年までにパンダ舎を完成させたい」と表明。奥山恵美子市長は「子供たちが喜ぶ日が一日も早く到来するよう努力したい」と述べた。【金森崇之】