人の手で悲劇が引き起こされてしまったとき、加害者はもとより、ときには人類そのものに対しても怒りの念を抑えることは難しい。しかし、そうした酷い状況においては「許す」ことこそが、心を解放し、明るい未来につながるということを、先人たちの知恵が教えてくれている。 だが人は簡単に恨みに取り憑かれてしまう。なぜなら許すよりも恨むほうが簡単で楽だからだ。それゆえにこれから紹介する25人が見せた許しにはきっと驚かされることだろう。 25. 町を大破した日本人兵を許したブルッキングズ町の住人 この画像を大きなサイズで見る 第二次世界大戦の最中、旧日本海軍の藤田信雄は首脳部による単独命令で、オレゴン州の海岸沿いを爆撃した。(この辺の経緯はアメリカで伝えられているものと日本とで差があるようなので、詳しくはwikipediaを参照のこと)終戦後、藤田は爆撃した森に囲まれた小さな町ブルッキングズを訪れ、住人に許しを