asahi.com（朝日新聞社）：２１世紀に「初の神仏習合」 僧と神職が平和祈る 奈良 - 社会約２５０人の神職と僧侶が朱雀門（奥）から大極殿に向かい歩いた＝９日午後、奈良市、中里友紀撮影 平城遷都１３００年祭を開催中の奈良市・平城宮跡（特別史跡）で９日、宗派を超えた僧侶・神職約２５０人が復元された大極殿（だいごくでん）前に集い、市民ら約１８００人とともに平和を祈る祭典が開かれた。大極殿地区では、奈良時代から僧と神官が同時に集まった例はないといい、２１世紀に「初の神仏習合」が実現した。 「平和への讃歌（さんか）〜ピースメッセージ〜」というイベント。午後２時ごろには、平城宮の入り口・朱雀門から大極殿まで僧侶らが約３０分練り歩いた。会場に到着すると、神職が祝詞を読み、さかきを振るってお清め。その後、僧侶がハスの花びらに見立てた紙をまいて読経する散華（さんげ）をしたり、般若心経を唱えたりした。
