■大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」■ 2.5インチ手のひらサイズNASに、バッファローが踏み出す理由 バッファローが3月27日から発売した、手のひらサイズのNAS製品である“LinkStation Mini”「LS-WS1.0TGL/R1」が、順調な出足を見せている。 一見すると、2.5インチの小型化と1TBの大容量化、NASならではの機能性という組み合わせは、これまでのPC用データストレージとしての用途から考えると、違和感を感じざるを得ないものだ。なぜバッファローは、手のひらサイズの大容量NAS製品を投入したのだろうか。 ●製品化の発端は単純な発想から この疑問に対して、「製品化の発端は、2.5インチの500GBディスクを2つ組み合わせれば、1TBという大容量HDD製品ができる、という単純なきっかけからはじまったもの」と答えるのは、バッファローの市場開発事業部NASマーケティンググ