【5月15日 東方新報】中国・重慶市(Chongqing)発チベット自治区(Tibet Autonomous Region)ラサ市(Lhasa)行きの四川航空3U8633便が14日午前、四川省(Sichuan)上空を飛行中、操縦席の右前方の窓ガラスが破損したため、同便は成都市(Chengdu)へ緊急着陸した。緊急着陸の際、右座席に座っていた副操縦士が顔と腰にけがをしたほか、乗客2人と、乗務員1人も軽傷を負った。 ■操縦室は氷点下40度、副操縦士は外に吸い出されそうに 窓ガラスの破損により、操縦室は一瞬にして気圧が下がり、気温も氷点下40度まで急降下した。高度1万メートルの上空で、徐瑞辰(Xu Ruichen)副操縦士の上半身は、外に吸い出されそうになっていたが辛うじてシートベルトに守られた。 自動化設備も機能を失う中、劉伝健(Liu Chuanjian)機長は20年の飛行経験に頼り、手動操
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