今月はARMのmbed OSの話をご紹介。mbed OSの話は、この連載とは別に2015年1月に紹介しているのだが(ARM「mbed OS」とは何か?その詳細と動向)、まだBeta版がリリースされる前にもかかわらずいろいろと動きが見えるので、これをご紹介したいと思う。 mbed OSが提供するもの mbed OSが提供するものを、前回(Google「Project Brillo」はどこまでApple「HomeKit」と派手に戦う)のProject Brillo的にまとめれば以下のようになる。 mbed OS:Cortex-Mをターゲットとする専用のOS。その上に必要となるドライバやコミュニケーションスタックが選択式に搭載可能。 ローレベルの通信プロトコル:CoAP/HTTP/MQTT/LWM2Mなどをサポート ゲートウェイ:エンドデバイスが必ずしも直接、クラウドと通信可能とは限らない事を前