今年の冬の頃、栄町商工会青年部の有志から「自分たちの手で完全無農薬、有機栽培のコメと野菜を作りたい」との相談があった。しかも今の耕作放棄地を利用して、微力ながら地球環境を守るという面でも微力ながら力になりたいという。そして結成されたのが「地球防衛軍」、さらに「地球村農園」の開設である。 今年の冬の頃、栄町商工会青年部の有志から「自分たちの手で完全無農薬、有機栽培のコメと野菜を作りたい」との相談があった。しかも今の耕作放棄地を利用して、微力ながら地球環境を守るという面でも微力ながら力になりたいという。そして結成されたのが「地球防衛軍」、さらに「地球村農園」の開設である。 4月1日。荒れた水田を耕し、手で畦塗りを、丁寧にした。「気」の入った水田の出来上がりである。約40aの水田と、畑を少々。いよいよ完全無農薬、有機栽培への挑戦である。メンバーは、写真(58頁)にあるように岡隊長、梁本副隊長、山

著者は「とちおとめ」の試行段階から関わり、この10年以上JAでの出荷実績がトップという農業経営者だ。土耕イチゴ栽培を行う石川氏は、自ら栽培技術、関連資材などについて様々な試験を行い、データを取り、それを経験と比較しながら最良の経営手法を確立してきている。このコーナーでは、石川氏自らの経験をベースに、イチゴの栽培技術から資材選択、販売手法までを、経営への思いとともにお書きいただく。(編集部・読者生産物販売支援グループ五熊隆博) 今回は、今までの6回の連載の内容について読者から寄せられた質問に答えることにする。 Qイチゴを連続出蕾させるポイントを教えて下さい（04年9月号より） イチゴの花芽誘導のポイントとしては、低温、短日、窒素切りの3要素が挙げられる。この3要素が揃わなくても、2要素が揃っていれば誘導される。近年は芯なし株を予防する意味から後半窒素を与えろとまでいわれるほどである。平地の土