ネット上で個人向けにデータ保存サービスを提供するEVERNOTE(エバーノート、米カリフォルニア州)で7月1日~4日、同社のシステムに不具合が発生し、一部の利用者のデータが消失したことが分かった。同社は、該当する利用者に不具合を説明するメールを、デビッド・エンバーグ最高技術責任者(CTO)名で送り、年間45ドル(約3800円)の有料サービスを1年間無償で提供する。 同社によると、データが消失したのは全利用者350万人の0.2%で約7000人。日本の利用者は350万人の約1割を占めるため、約700人が7月1日~4日までの間に作成したデータが保存されていない可能性がある。それ以外の期間のデータに影響はないという。同社は今後の対策として、管理システムなどを修正した。 エバーノートは、PCやスマートフォンなど別々の端末からデータを保存しても、内容を同期できるのが特徴で、利用者は専用ソフトをダウンロ
寝食も忘れてインターネットのゲームにのめりこみ、学校や職場に行けなくなる人たちが現れ始めた。現実で生きることを放棄した彼らは、「ネトゲ廃人」と呼ばれる。廃人がひしめくバーチャルな世界で、何が起きているのか。【山本紀子】 1カ月、風呂に入らなくても平気だった。大学には通わず、電話にも出ない。料金未納でガスも止められたが、不自由と思わなかった。狭いアパートで、ベッドとパソコンの前を移動するだけ。血行が悪くなり、冬は足や手の指にしもやけができて痛かった。 神奈川県の男子大学生(22)は、地方の国立大に入学した18歳の夏休みから、ネットゲーム「ファイナルファンタジー11」(FF11)に夢中になった。1人暮らしを始め、厳しい親の目がなくなったのがきっかけだった。1日4時間が10時間、20時間と伸び、外の世界には関心がなくなった。食パンをかじり牛乳を飲む日々で、52キロだった体重は46キロまで落ちた。
1年間の最も優れたデザインに贈られる「2008毎日デザイン賞」=右はロゴマーク=が、中村勇吾氏の「インタラクティブデザインの創造的な活動」と、廣村正彰氏の「建築空間と融合した一連のサイン計画」に決まった。特別賞は、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の「30年にわたるグラフィックデザイン活動への貢献」。選考経過と、選考委員の講評を紹介する。 ◆廣村正彰--グラフィックデザイナー ◇「建築空間と融合した一連のサイン計画」 社会の変化、時間と共に流動する広告や情報のデザイン。グラフィックデザインの多くは、限られた時の中を移り通り過ぎてゆく宿命を持っている。 廣村正彰氏の仕事はそのような中において、あたかも時が静止しているような作品を提案している。彼の多くの作品を通じて見られるように、記号と化したコミュニケーション、エレメントを、立体的な建造物のマテリアルの一つのごとく扱うといった手法は
「ヘルベチカ」と聞いて「ああ、あれね」と分かる日本人は100人中どのくらいいるのだろうか。「チェブラーシカか何かの仲間?」とかわいい生き物を想像する人もいたりして……。だからなのか、親切にも副題がついている。「ヘルベチカ」とは、世界で一番有名な欧文書体だ。その名を知らなくても、誰もが目にしたことがあるだろう。スイスの写植メーカー・ハース活字鋳造(ちゅうぞう)所で開発され、昨年、誕生から50年を迎えたという。本作は、その人気に迫りながら、都市空間におけるタイポグラフィー、グラフィックデザインについての考えるドキュメンタリー映画だ。 それにしてもマニアックな題材。「どんな映画?」と見る前は難しい内容を想像していたが、とても分かりやすくて(それこそ、ヘルベチカのようにシンプルなのに奥深い!)、知的好奇心をくすぐる、とても興味深い作品だった。 この映画は、語り手の「なぜ?」が分かりやすく示されてい
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