国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産保護条約の政府間委員会が27日、インドネシア・バリ島で開かれ、ユネスコの補助機関による事前審査で無形文化遺産代表一覧リストへの記載には「追加情報が必要(情報照会)」と勧告されていた、日本提案の「男鹿のナマハゲ」(秋田県)など4件について、勧告通り、記載見送りが決議された。 4件は、今後4年間申請できない「不記載」決議と違い、来年も再申請できる。残りの3件は▽本美濃紙(岐阜県)▽高山祭の屋台行事(同)▽秩父祭の屋台行事と神楽(埼玉県)。
鳥取県立博物館(鳥取市)で、セルロイド製品が劣化して強い酸性ガスを出し、周囲の収蔵品を傷めていたことが元興寺文化財研究所(奈良市)の調査でわかった。 近年、人形や映画フィルムなどセルロイド製品が博物館に収められるケースが増えており、同研究所の山田卓司研究員は「収蔵品の素材を見極め、セルロイドは分別して保管を」と注意を呼びかけている。 同博物館は1996年に県民から、木箱に入った江戸~昭和時代のかんざし、くしなど約120点を寄贈された。最近、調べたところ、さびないはずのアルミニウム製かんざしに白い粉が付き、整理のために付けていた紙タグももろくなっていた。このため、同研究所に調査を依頼していた。 その結果、紙タグは水素イオン指数(pH)が1に近い強酸性を示した。「べっ甲」と紙タグに書かれていたかんざしやくしなどの多くがセルロイド製と判明し、これが光や酸素などの影響で元のセルロースと硝酸に分解す
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く