10月10日、「ビッグベン」の愛称で知られる英国議会の時計台が目に見えて傾いていることが、議会当局などによって委託された調査報告書で明らかとなった。3月撮影(2011年 ロイター/Stefan Wermuth) [ロンドン 10日 ロイター] ロンドン名物で「ビッグベン」の愛称で知られる英国議会の時計台が目に見えて傾いていることが、議会当局などによって委託された調査報告書で明らかとなった。 ロンドンのビッグベンで文字盤の調査実施、高さ70メートル 報告書によると、1858年に建設された高さ96メートルのビッグベンは、北西の方向に傾いているという。インペリアル・カレッジ・ロンドンのジョン・バーランド名誉教授は英サンデー・テレグラフ紙に対し、「議会広場から川に向かって東を見ると、傾いているのが目に見えて分かる」と語った。 2003年以降、傾斜の度合いは年間0.9ミリと、それまでの平均0.