8月31日から2日間、都内で行われたイベント「Cloud Computing World Tokyo 2011」。そのイベントへの申し込み段階で最初に満員となったのが、国立情報学研究所 佐藤一郎教授のセッション「クラウドコンピューティングの将来動向」でした。 技術的な背景に基づき、ビッグデータ活用に必要な条件とは何か、クラウドのビジネスモデルはどうなるのか、データセンターの進化の方向性、などについて具体的な解説が行われています。 この記事では、そのセッションの内容を紹介しましょう。 ビッグデータ流行の背景となったMapReduce/Hadoop 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学 研究系 教授 佐藤 一郎氏。 分散システムの研究者から見た、クラウドのインフラの話、10年先の話をしようと思います。 1つ目はビッグデータの話題。 ビッグデータの処理技術「MapReduce/Hadoop」は、