いま、若者を中心に人気が高まっている《リアル脱出ゲーム》。老若男女を問わずあらゆる参加者を虜にするゲームは、どのような考え方のもとで生み出されているのか?仕掛人である株式会社SCRAP代表 加藤隆生さんを直撃し、そのゲーム観やゲーム制作の方法論に迫った。 「謎を解き、脱出する」大人たちが熱くなる参加型イベントゲーム。 コンシューマゲームの不調が叫ばれ、ソーシャルゲームにおいても激しい競争が繰り広げられている昨今。ゲーム制作を取り巻く状況が厳しさを増す中、従来のゲームとは全く違った切り口から生まれた“あるゲーム”が人気を集めている。株式会社SCRAPが企画・運営する《リアル脱出ゲーム》だ。 2012年4月に映画「宇宙兄弟」とのコラボレーションによる『月面基地からの脱出』では3万人が参加。参加者のクチコミやオフィシャルでのネタばれUSTも含めて大きな話題となった。中国や台湾などアジアでの開催も