両親も友達も趣味もない、「ないないの女の子」小熊。そんな彼女の単調な生活は、ふと見かけた中古のカブを買ったことで、少しずつ変わり始める――。 現在放送中の角川スニーカー文庫にて刊行中のライトノベル原作作品『スーパーカブ』。 第6回となる本取材では、美術を担当した草薙【KUSANAGI】への取材を敢行。制作初期の準備段階から本作に携わり、第1話の美術監督を務めた須江信人と、その後美術面の取りまとめを行った、同じく美術監督の畠山佑貴にお話をうかがった。前後編でお送りする。 2021年5月27日(木) ●その他の『スーパーカブ』インタビューはこちら https://st-kai.jp/works/supercub/ ●公式サイト https://supercub-anime.com/ 会社の看板作品にするつもりで ――本作を引き受けられることになった決め手はなんだったのですか。 須江 自然物を描