【1.背景】 90代の女性の方で、アルツハイマー型認知症を発症している人のお話です。 周辺症状としまして、徘徊や他者とのトラブル、昼夜逆転、介護拒否、食事をされない、といった症状が強く出ている利用者様です(参考記事「認知症の周辺症状ってどんな症状なの?」)。 施設へ入所される前は、介護保険を使いお一人で生活をされていたのですが、外出をすると家に帰れなくなり警察へ保護をされる事や、近隣住人の声もあり施設へ入所されました。 【2.対応】 入所をされてから初めに1番の問題点であった徘徊の対応をしていきました。全く歩かないのも困りますが、歩き過ぎても足や関節に負担がかかるからです。 施設に入所されてから、ずっとフロアを徘徊されていて、一日の中で座っている時間がほぼ無かったので、1日を通して落ち着いて頂ける時間を作る事を最優先に考えました。 徘徊をするには何か理由があるので、その理由や背景をご家族様