https://anond.hatelabo.jp/20240506061423 のブコメを読みながら「心情が〜」「我を表現するものが〜」みたいなコメントが気になって 「そんなに心情入れたがるものか?」と思って 心情が無い(?)短歌を探していた 四万十に光の粒をまきながら川面をなでる風の手のひら/俵万智 まず心情で思い浮かんだ一首がこれだった 歌集「風のてのひら」の中に収めらたタイトルにもなっている歌。確かにブコメにあった通り、我を表現してはいるが、心情はどこにあるのだろう この歌に「私はこう思いました」とか「こうだなぁ」とかは一切無いわけで作者にとって四万十を見た光景を切り取ったそれだけの歌である だがらずっと私はこの歌には心情は無い! と信じていたのだが俵万智本人は後書きでこう 語る 「川面をなでてゆく風の手のひらは、目には見えないものですが、心には見えるものです。そして心に見えたもの
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