企業の規模や業種に関係なく,今やWebサイトの無い企業を見つけることの方が難しい。ところが,そのWebサイトを訪れるインターネットユーザーがどのようにサイトを利用しているのかをきちんと把握し,その行動履歴を基にサイトを改善していくといったプロセスを着実に実行している企業は,まだそう多くはないようだ。 筆者は,これまで「日経ネットマーケティング」誌面でアクセス解析の活用に関する記事を何度か書いてきた。その過程で見えてきたのは,先進的な企業は次々と高度な活用法を会得していく一方で,初歩でつまづく企業も相変わらず多いという傾向だ。どうやら,アクセス解析を本格的に始めようとする企業やその担当者が失敗しがちな落とし穴があるということらしい。 その代表例が「アクセス解析ツールの優劣を気にしすぎて燃え尽きる」ことではないかと思っている。アクセス解析のツールを新規に導入したり,入れ替えたりするときに,どの
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