(CNN) 宇宙空間に浮かび上がった笑顔の顔文字――。米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡がとらえた写真の中から、そんな風に見える1枚が見つかった。 黄色く光る2つの目と、口元や輪郭を描く曲線で構成された顔文字のように見えるのは、「SDSS J1038+4849」と呼ばれる銀河団。 2つの目のように見えるのはそれぞれ遠く離れた銀河。曲線を描く口元は、銀河団の間に強い重力がはたらいて周辺の時間や空間がゆがむ「重力レンズ効果」によって形成されている。 顔の輪郭の部分は、アインシュタインの一般相対性理論で説明される「アインシュタイン・リング」という現象でできたものだという。 ハッブル宇宙望遠鏡は20年以上も前に打ち上げられ、地球の上空を周回して遠く離れた宇宙空間の姿をとらえてきた。 撮影された膨大な量の写真はデータベースに記録され、公開されている。今回の1枚はそうした中から写真を見つけ出
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