人手不足が、さまざまな業界で深刻化するなか、大手デパートの間では売り上げの拡大を目指した営業時間の延長を見直し、短縮に転じる動きが出始めています。 しかし、最近の人手不足に対応するには営業時間を短くして働きやすい環境を整える必要があるとして、高島屋は今月から埼玉の大宮店と大阪の堺店で、一部のフロアの営業時間を30分短縮したほか、来月から東京の日本橋店の営業時間を1時間短縮します。 また、三越伊勢丹ホールディングスも来月、東京の三越日本橋本店、伊勢丹の立川店と浦和店の3つの店舗の営業時間を30分短くします。 両社によりますと、各店舗では午前の早い時間帯や夜間に訪れる客が比較的少ないということで、営業時間の短縮は経営を効率化するねらいもあり、こうした動きは今後も広がりそうです。