高谷JCTの分岐点。右側が東京へ向かう首都高湾岸線で、左側が東関東道の千葉方面(5月15日)=西野芳明撮影 東京外郭環状道路(外環道)のうち、高谷ジャンクション(JCT、千葉県市川市)―三郷南インターチェンジ(IC、埼玉県三郷市)間が、6月2日午後4時に開通する。 用地買収が難航するなどし、1969年の計画決定から約半世紀をかけて開通にこぎ着けた。 東京都心を通ることなく、千葉県の湾岸エリアと北関東や東北、信越方面に向かう高速道路がつながれ、利便性や物流機能の向上、渋滞緩和、観光促進が期待されている。 開通するのは15・5キロ。これにより首都圏を環状に結ぶ外環道の約6割が完成し、東関東自動車道や京葉道路、常磐道、東北道、関越道が接続される。国土交通省によると、高谷JCT―常磐道・三郷JCT(三郷市)間の所要時間は従来の43分から17分、高谷JCT―関越道・大泉JCT(東京都練馬区)間は60