暴言を吐く、仲間をいたぶる、ミスを決して許さない、とんでもない制度を導入する。そんな意地悪な人があなたの職場にもいないだろうか? 経営科学・工学、組織行動論を専門とするスタンフォード大学 ロバート・サットン教授のもとには、世界中から毎日のようにそうした悩みのメールが届くという。サットン教授は、そうした害悪をまき散らす人を「アホ」と断言。「職場のアホ」と戦わないですむ方法を伝授してくれた。 世界中に「アホ」はいる 「職場に意地悪な人がいて、毎日心が折れそう。助けてください!」 私はこれまで何千通とこんなメールを受け取ってきた。きっと今日も多くの人が、世界のどこかでひどい目に遭っている。 参考までに私のところに寄せられたメールをいくつか紹介しよう。 「院長がことあるごとに暴言を吐くんです。毎日耐えて、患者さんの治療に精一杯取り組んではいます。でもゴミ扱いされたんじゃ、まったくやる気になりません