南米のチリの沖合で日本時間の17日朝起きたマグニチュード8.3の巨大地震で、チリでは建物が壊れるなどしてこれまでに5人が死亡しました。チリの沿岸には最大で4.8メートルの津波が到達し、ハワイにある太平洋津波警報センターは、日本を含む太平洋の広い範囲で津波に注意するよう呼びかけています。 現地からの報道によりますと、落下した天井の一部に当たったり、崖崩れに巻き込まれたりして、これまでに合わせて5人が死亡しました。 また建物が倒壊して人々が中に閉じ込められるケースも相次ぎ、現地の警察や消防は捜索や救助を行っています。 チリのバチェレ大統領は17日、各地を視察し、被害の実態を調べることにしています。 ハワイの太平洋津波警報センターによりますと、チリの沿岸にはすでに津波が到達した場所があり、コキンボで4.8メートル、バルパライソで1.8メートルの津波が観測されています。 太平洋津波警報センターは、