中曽根康弘元首相が27日、100歳の誕生日を迎えた。この日に合わせて発表したコメントで持論の憲法改正について「与野党を問わず、国民世論の喚起とともに真に国民参加となる憲法の実現を目指し、真剣に取り組んでいくことを期待する」と訴えた。 歴代首相で100歳を迎えたのは東久邇宮稔彦元首相(102歳で死去)に次いで2人目。 1918(大正7)年生まれの中曽根氏は「まさにはるけくもかな、の感を強くする。来年は新天皇陛下のご即位のもとに新たな元号も始まる。(大正から)4代を生きることに深い感慨を覚える」と心境を明かした。