資産管理会社の特徴 有価証券(株式等の金融資産)や不動産などの資産管理を目的とする会社のことです。一般的に、運用資産が一定程度を超えた場合、個人ではなく会社として管理する方が有利になります。 資産管理会社(*有価証券の管理) 個人の場合、有価証券からは配当所得や譲渡所得が生じますが、収入から差し引くことができる必要経費はほとんどありません。ところが、個人から資産管理会社へ有価証券を移動することで、必要経費として計上できるものが増えます。 一例を挙げます。株主総会や投資セミナー等への旅費交通費(旅費規程等があれば日当等)を必要経費にできる。役員(自分や家族)の報酬や退職金を必要経費にできる。役員(自分や家族)の生命保険を必要経費にできる。経営セーフティ共済の掛金を必要経費にできる。 ただし、配当所得や譲渡所得は原則的に分離課税なので、資産管理会社よりも個人の方が税率が低くなり、節税に繋がらな