オシム日本の初陣となったトリニダード・トバゴ戦(9日)。試合終了後、会場の国立競技場正門玄関付近に報道陣が集まった。川淵キャプテンの話を聞こうと待ち構えていたのである。 そこへ協会広報部長が、「キャプテンがコメントを出します。でも、質問は1問か2問くらいで」と手短な会見設定を伝えた。ところが、それから5分ほど経つと、「(キャプテンはもう)行っちゃった。ゴメン」と弁明。何と報道陣をけむに巻いて、帰ってしまったのだ。 「新しい代表監督の初戦について、トップが公式コメントを出さないなんて異例です。でも、仕方ないでしょう。キャプテンはこのところ“3つの煩わしいコト”で超不機嫌でしたからね」とベテラン記者がこう解説する。 「実は9日の試合後に川淵キャプテン解任要求デモが会場周辺であり、『平成の無責任男』『老害』といったプラカードを掲げて500人ほどが気勢を上げた。もちろんキャプテンもデモが行