三重県志摩市にあるKDDI南志摩海底線中継所付近の海岸にケーブル敷設船がやってきた。沖合約1.4kmから陸揚げ用のロープを繰り出し、陸揚げを開始する。 KDDIは6月15日、2016年4月に運用開始を予定している光海底ケーブル「FASTER」の陸揚げを三重県の南志摩海底線中継所付近の海岸で行った。 FASTERは、日米間を直接結ぶ総延長約9000kmの光海底ケーブルだ。米国西海岸と日本の千葉県千倉と三重県の志摩の2か所を結ぶ。回線容量は60Tbps。60Tbpsといってもあまり想像がつかないかもしれないが、1秒にDVD最大1500枚のデータを送信できる能力を持つ。高精細映像(15Mbps)を約400万人が同時にストリーミング視聴することができる速度という。 今回、南志摩に陸揚げされたFASTERは、海岸の目の前にあるKDDIの南志摩海底中継所に引き込む作業が行われる。続いて7月にも千葉県の