アカマイ・テクノロジーズは同社の有する世界規模のCDN(Contents Delivery Network)プラットフォームをベースにしたユニークなセキュリティ対策を実現している。インターネットのエッジサーバーが盾となり、DDoS攻撃やリスト型攻撃からWebサイトを守るというものだ。(日経コミュニケーション) 企業の情報セキュリティ対策と言えば、これまでは内部情報の流出防止に重点が置かれることが多かった。しかし昨今のサイバー攻撃は Webサイトのような企業とインターネットの接点を介して、企業活動に損害を与えようと試みる。攻撃者の主な目的は大きく3つある。 (1)内部情報を盗み出そうとするもの:Webシステムの背後にある企業の機密情報や顧客の個人情報を盗み出そうとするもの。攻撃手法にはデータベースへのアクセスを試みるSQLインジェクション、2014年に猛威を振るったリスト型攻撃、Webシステ