日本企業の製品の差別化がなかなか上手くいかない。どの企業を見ても同じような製品やサービスばかりで、すぐに価格競争になってしまう。ハーバード大学のマイケル・ポーターには「日本企業には戦略がない」と批判された。 差別化の重要性は、昔からずっと指摘されている問題である。最近も、ハーバード大学のキム・W・チャンとレネ・モボルニュが、『ブルー・オーシャン戦略』で、競争の激しい市場(レッド・オーシャン)から、新しい競争のない市場(ブルー・オーシャン)を狙うべきであるとその重要性を再確認している。激しすぎる競争から抜け出して、競争が少なく利益率の高い市場を狙うのは、企業にとって重要な課題である。 また、製品の差別化とは少し異なる論点ではあるが、ベンチャービジネスの必要性もバブル崩壊後ずっと指摘され続けている。 米国ではカリフォルニアのシリコンバレーやゲノムベイなどに代表されるように、知識集約産業において
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