菅直人首相は20日午前、神奈川県横須賀市の防衛大学校で行われた卒業式に出席、訓示した。自衛隊による東日本大震災被災者の救出・支援活動や、被災した福島第1原発への放水作業に関し、首相は「この大災害に自衛隊は全組織を挙げて、過去にない規模で救援活動を展開している。私は、危険を顧みず死力を尽くして救援活動を続ける自衛隊員を誇りに思う」とたたえた。 式に先立ち、震災の犠牲者に1分間の黙とうがささげられた。終了後に卒業生が制帽を投げて外へ駆け出す恒例の行事は自粛され、卒業生は静かに式場を後にした。 【関連記事】 【東日本大震災特集】トップページ 【特集】東日本大震災ニュース総まとめ〜被爆恐れ、外国人が日本脱出 原子炉建屋に懸命の放水=破片散乱、防護服で作業−自衛隊 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震 〔写真特集〕福島原発 水素爆発、危険続く