台湾・新埔の義民廟で開かれた「神豚」祭りの様子(2020年9月7日撮影)。(c)Sam Yeh / AFP 【9月12日 AFP】台湾で今週、巨大に太らせた豚を解体して展示する伝統の祭りが開かれた。ただこの伝統には賛否両論があり、動物愛護団体の活動で見方に変化が生まれていることから、観客も出品される豚の数も減少傾向にある。 毎年恒例のこの行事は、台湾の人口の約15%を占める客家(Hakka)の人々にとって文化の礎の一つとなっている。しかしこの慣習に対する意見は、長く二分されてきた。 客家の人々は、どの家が最も巨大な豚を展示できるかを競い合い、勝者にはトロフィーが贈られる。 7日には、北部の新埔(Hsinpu)にある義民廟(びょう、Yimin Temple)と呼ばれる寺院に、解体された豚18匹がトラックで運び込まれた。 最も重い豚は、成豚の平均体重の3倍に相当する860キロもの重さがあった。
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