ビジネスパーソンの多くは何らかの方法で名刺を管理している。だが、デジタル化してまで取り組む人は10人に1人――なぜ、名刺のデジタル管理が普及しないのか? キングジムの出した答えは、「PCでもスマホでもない、第3の選択肢」だった。同社の宮本彰社長自ら「自信作、大ヒット間違いなし」という新製品とは? 21世紀型「名刺くるくる」か? “名刺くるくる”(正しい製品名は「ローロデックス」という)といえば、円筒形のつまみを回すことで名刺が次々とめくられていく卓上型名刺ホルダーだ。少し古めの海外ドラマや洋画などに登場する上司の机の上に置いてあることが多かった。 キングジムが7月11日に発売するデジタル名刺ホルダー「メックル」は、まさにローロデックスのデジタル版といえるだろう。カードスリーブに入れる感覚で、メックル上部のスリットに名刺を差し込むと内蔵スキャナでデジタル化される。OCR(文字認識機能)はない