眠るようにスーッ…ポックリ逝くコツ知ってますか? どうせなら、気づかないうちにそっと死にたい−。痛みに苦しみながら死んでいく身内などを見るたびに、そんな思いを巡らす人も多いに違いない。では、どうすれば「ポックリ死」を手に入れることができるのか。日々の生活にコツがあるという。 ▼眠るようにスーッ 「ポックリ死には、いわゆる『突然死』と『大往生を遂げる』死に方の2種類ある」と語るのは東北大学加齢老年医学分野臨床・佐藤琢磨准教授。老年医学の権威で『ポックリ死ぬためのコツ』(アスペクト)の著者だ。 「医師として勧めるのは大往生型。本人が苦しまなくて済むし、突然死に比べて、周りの家族も死を受け入れやすい状況にあります。とくに健康で長生きした人ほど、昨日まで草むしりなどをしてたのに、眠るようにスーッと逝くんですよね」 ▼ポイントは体と脳の“同時老衰” 人間は80歳、90歳と長生きしていくうち、軽い認知