手術は「心の性」で生活の後 「体の性」と、本人の自覚する「心の性」が違うことで苦しむのが「性同一性障害」だ。そこで、身体のほうを変える性別適合手術が、岡山大病院などで行われている。いきなり手術するわけではなく、精神科の診察と助言、ホルモン治療など、段階を踏んで進められる。(大阪科学部・阿利明美) 米国のデータでは、「体は男性で、心が女性」の人が3万人前後に1人、「体は女性で心が男性」の人は10万〜15万人に1人とされている。 前者では、幼少期から女の子の服装をしたいと思い、成長につれ、陰茎などの存在が我慢できず苦しむ人が多い。 後者では、幼少期からスカートや人形に興味を示さず、月経や胸のふくらみなど体の変化を嫌悪することが多い。 こうした意識は、親の育て方でも、思春期に性ホルモンの分泌が増えても、変わらないことがわかってきた。 脳には性差があり、胎児期に脳が形成される際、男性ホルモンの量な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く