米国のクリントン国務長官が、来週中に訪日する見通しになった。21日か22日で最終調整している。日本政府関係者が明らかにした。岡田克也外相のほか、鳩山由紀夫首相との会談も検討している。日米協議が佳境を迎えている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題のほか、韓国の哨戒艦沈没問題についても話し合われる見通しだ。 クリントン氏は24、25両日、ガイトナー財務長官とともに北京で開かれる閣僚級の「米中戦略・経済対話」に参加する予定で、26日には訪韓する方向だ。米国務省はクリントン氏が20日午前に中国に向け出発し、21日は上海に向かうと発表していた。アジア訪問の機会をとらえて日本にも立ち寄り、岡田外相らと意見交換する必要があると判断したものとみられる。 普天間問題をめぐって日米両政府は、12日にワシントンで外務・防衛当局者による実務者協議を開催。日本側は、普天間の基地機能の一部を沖縄県名護市辺