東海の公共事業、入札不調 「サオリーナ」も開業遅れ：朝日新聞デジタル【金沢ひかり】東海地方の公共事業で入札の不調が続く。業者は消費増税前の駆け込み需要などで忙しく、制約が多い自治体の仕事を避けがちだ。価格を上げても不調を重ねたり、施設開業が遅れたりするケースも出ている。 津市は建設予定の市産業・スポーツセンターで６、９月の２回にわたり入札を公告したが、参加企業がなく来年度に延期した。開業は当初予定の２０１６年春から半年ほど遅れる。 地元の女子レスリング・吉田沙保里選手の五輪３連覇を記念し「サオリーナ」と名付けた設備もある目玉施設だ。市では全国で起きている不調の例をふまえ対応を検討中。前葉泰幸市長は「復興需要や消費増税前の工事増加など業界に需要が多いため」とみる。
