イントラネットの基本的なシステム構成を図表4に示す。 イントラネットにおける事業所間を接続する形態としては、通信事業者の閉域網を使用する方法と、インターネットを経由する方法がある。 専用線を利用する場合は、第三者が使用できないプライベートな回線であるため、伝送中の情報の盗聴や、外部からの不正アクセスなどの危険が少ない通信手段である。しかし、専用線のリース料金はかなり高額なため、複数の事業所間を接続する場合、複数の回線を使ったメッシュ状の接続となりコストが増加する。 近年では専用線やフレームリレーよりもコストメリットの高い公衆網を使いながらもセキュリティを確保したIP-VPNや、インターネットを経由したインターネットVPNの利用がイントラネットにおける事業所間接続において増えてきている。