<日本各地のコンビニATMから14億円が不正に引き出され、バングラデシュ中央銀行から92億円がハッキングで盗まれた。国境をまたいで弱い結節点が狙われる> それほど大きく報道されなかったが、共同通信によれば、5月15日(日)の朝、本州と九州の17都府県にあるコンビニの現金自動預払機(ATM)約1400台で、偽造クレジットカードとみられる1600枚のカードが一斉に使われ、現金合計約14億円が不正に引き出されたことが明らかになった。日曜日の朝、2時間あまりのうちに各地で100人以上が引き出しに関わった可能性があるという。引き出し回数は1万4000回以上で、いずれも限度額の10万円ずつ引き出されている。預金から引き出すのではなく、クレジットカード会社から現金を借りるキャッシング機能が悪用されたという。 使われたカードはおそらく偽造で、南アフリカの銀行から流出したカード情報が使われていた。利用された