タイガースは一体、どこに向かっているのでしょうか。 10月10日の甲子園最終戦翌日、金本知憲監督が電撃辞任してから、わずか4日で矢野燿大新監督が誕生しました。 「今シーズン、リーグ最下位となった金本監督に対し、電鉄本社が球団社長を通じて辞任を勧告し、後任にはウエスタン・リーグ優勝に導いた矢野二軍監督を内部昇格させた」 様々な報道や情報を総合すると、そういう経過だったのは間違いないでしょう。 ドラフトなど来季へ向けた編成作業を考えても時間がなかったと言われれば、そうなのかもしれません。でも、ここには矛盾が潜んでいるような気がしてなりません。 そもそも矢野新監督は、片岡篤史コーチとともに金本阪神の屋台骨を支えてきた人です。 3年前に金本監督、矢野作戦兼バッテリーコーチ、片岡打撃コーチが誕生し、この3人が「金本政権」の核だったのは間違いないでしょう。 本社、球団に確固たる方針は? 昨年のオフに掛