不意打ちのような巨人・清武球団代表の解任発表。事態は収束したのか。桃井球団社長の「終わらせようというか、終わらさなきゃいけないと思っています」という言葉に巨人の置かれた苦しい状況が見え隠れした。 【写真】読売巨人軍組織図 日本シリーズを台無しにするお家騒動。試合がない移動日とはいえ、ソフトバンクが王手をかけているタイミングで巨人は動いた。桃井社長は関係者、ファンへの謝罪を口にした。そして「一刻も早く正常な形に戻さないといけないということで、この時点で決定をした」と絞り出した。 11日の会見後、渡辺球団会長は清武氏のGM職の継続を一度は許した。だが、処遇があいまいなGMが来季の編成を進めたことで事態はより深刻化した。16日にスタートしたFA権を持つ選手との交渉では、立場が明確でない清武氏との交渉に選手も困惑した。 日本シリーズの影響への批判もあり、球団は清武氏の解任に二の足を踏んでい