【ソフトバンク・オリックス】先発したソフトバンクの摂津=ヤフードームで2012年3月30日、和田大典撮影 ○ソフトバンク3−1オリックス●(30日・ヤフードーム) まっさらな本拠地のマウンドは、さぞかし心地よかったに違いない。プロ4年目で初めて開幕投手を務めたソフトバンクの摂津。腰の張りのため約2週間、実戦から遠ざかっており、5回を超えての投球がないまま大舞台に臨んだが、見事に責任を果たした。 首脳陣のめどは「100球以下、五回まで」だったが、立ち上がりから緊張も見せず、目いっぱい力を出し切った。一回は持ち味の制球力でボール球を1球も投げず、坂口、後藤ら手ごわい打者が並ぶオリックスの上位打線を8球で3者凡退。「めど」を超えた六回も、味方の失策が絡んで1点を失ったが、1死一、二塁から高橋信に対し、丁寧にコースを突いた直球で詰まらせ、二ゴロ併殺打。7回1失点(自責点0)、99球できっちりま