オリンパスの巨額損失隠しの調査をしている第三者委員会が提出した調査報告書の中で、さらに興味深い部分の1つはこのフローチャート(2つあるうちの1つ)で、同社の「損失分離スキーム」がいかに複雑だったかを表わしている。 チャート中の17個の四角い枠は、世界中に広がる異なる企業を意味し、1348億円の巨額な投資損失を隠してきた複雑さを物語っている。このフローチャートはオリンパスからの資金の流出を示している。(もう1つのチャート「損失解消スキーム」と第三者委員会調査報告書の他の部分はこちら>>) 今後の展開は、引き続きウォール・ストリート・ジャーナル日本版をご覧いただきだい。 これほどまでの複雑なスキームを使って損失隠しを図ったオリンパス。読者の皆さんはどうお考えだろうか。報告書についての感想や発見をお聞かせいただきたい。 WSJ日本版編集部